データ シートCisco UCS C220 M3 ラック サーバ製品概要Cisco® Unified Computing System™(Cisco UCS)は、1 Cisco UCS C シリーズ ラック サーバおよび B シリーズ ブレード サーバにネットワーキングとストレージ アクセスを融合したシステムです。より進化した可視性と管理機能により、管理を簡素化し、コスト効率と俊敏性を高めることができます。Cisco UCS の Cシリーズ ラック マウント サーバ製品に Cisco® UCS C220 M3 ラック サーバ(1RU)が加わりました。このサーバは、コア数とキャッシュを増やし、拡大されたメモリ容量とドライブ、および高速 I/O とのバランスを取ることでコンピューティング密度を高めています。このサーバの強化と Cisco UCS システムの進歩により、多様な IT サーバのニーズをサポートするために必要な機能とコスト効率の最適な組み合わせを提供します。 Cisco UCS C220 M3 ラック サーバ(図 1)は、Web サービスから分散データベースに至るまでの幅広いビジネスの作業負荷に耐えうるパフォーマンスと密度を実現するように設計されています。定評のある Cisco UCS C200 M2 ラック サーバを基盤とするエンタープライズクラスの Cisco UCS C220 M3 サーバは、Intel® Xeon® プロセッサ E5-2600 および E5-2600 v2 製品ファミリを採用した 1 RU フォーム ファクタで Cisco UCS C シリーズのラインナップをさらに拡張し、優れたパフォーマンスと高い効率性を提供します。さらに、最大 2 つの Intel® Xeon® プロセッサ E5-2600、メモリ DIMM 16 スロット、ディスク ドライブ 8 スロット、および 2 つの 1 ギガビット イーサネット LAN-on-motherboard(LOM)ポートを使用できるため、コンパクトな筐体で高い密度とパフォーマンスが実現します。 Cisco UCS C220 M3 は、もう 1 つのシスコ独自の革新技術である Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)と連動します。Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)は、仮想化用に最適化された Fibre Channel over Ethernet(FCoE)PCI Express(PCIe)2.0 x8 対応の 10 Gbps アダプタで、Cisco UCS C シリーズ サーバと共に使用するように設計されています。この仮想インターフェイス カードは、1 枚で PCIe 標準準拠の仮想インターフェイスを最大 256 個サポートする、デュアル ポートの 10 ギガビット イーサネット PCIe アダプタです。このため、インターフェイスのタイプ(ネットワーク インターフェイス カード(NIC)またはホスト バス アダプタ(HBA))と、ID(MAC アドレスおよび Worldwide Name(WWN))の両方がジャストインタイムのプロビジョニングで確立されるように動的に構成できます。さらに、Cisco UCS VIC 1225 は、ネットワーク インターフェイスの仮想化と Cisco® Data Center Virtual Machine Fabric Extender(VM-FEX)テクノロジーをサポートします。 アプリケーションCisco UCS C220 M3 サーバは次のようなさまざまな作業負荷に対して高いパフォーマンスを提供するように最適化された、高密度な汎用 2 ソケット サーバです。
データセンターの経済性を変革する Cisco UCS サーバ企業は、IaaS、ベアメタル、仮想化サーバ、およびクラウド コンピューティングなどの潜在能力を最大限に引き出すべく、IT インフラストラクチャはかつてないほど重要視されています。シスコは、Cisco UCS に並外れた簡易性を備え、俊敏性、効率性が強化された新しい発想の構成要素を導入し、データセンターの技術革新において業界をリードし続けています(図 2)。第 3 世代の Cisco UCS C220 M3 ラック サーバなどの新しい革新技術は、シスコの業界リーダーとしての地位を確固たるものにしています。 Cisco UCS Manager などのシスコの革新技術を使用すると、管理者は(サービス プロファイルおよびテンプレートを使用して)目的に合わせてサーバのプロファイルを作成し、そのサービス プロファイルと物理リソースを関連付けることで、サーバとその I/O 接続を実稼働に適した設定済み状態にすることができます。この方法は、システム コンポーネントごとの管理ツールを使用して、各システム リソースを 1 つずつ手動で設定するという従来のやり方とは一線を画しています。他社製品とは異なり、シスコのサービス プロファイルはラック サーバからラック サーバまたはブレード サーバへ、または異なるシャーシのブレード サーバまたはラック サーバ間で移動することが可能です。つまり、Cisco UCS Manager とサービス プロファイルは、サーバ筐体の種類やラック システムの違いを意識せずに管理できます。 Cisco UCS と、Cisco Nexus によるネットワーク構成で、拡張されたサーバ I/O オプションの提供と Cisco UCS ファブリック相互接続が可能であり、ベアメタル、仮想化、クラウドコンピューティングのあらゆる環境でブレード システムとラック システムの拡張性と管理の容易さが向上します。シスコは、Cisco UCS のほぼすべてのコンポーネントが投資保護と下位互換性を提供・サポートします。たとえば、ファブリック エクステンダは、ファブリックインターコネクトと Cisco UCS P81E VIC はそのままに、アップグレードすることができます。ファブリックインターコネクトは、ファブリック エクステンダやブレード シャーシとは別にアップグレードすることも可能です。シスコはこれらの分野の技術革新を継続して進めており、現在も、そして将来的にも、より大容量で高速なメモリを搭載して強化されたラック サーバに、十分な I/O 帯域幅と処理能力を提供していきます。VIC、ファブリック エクステンダ、ファブリックインターコネクト、ブレード サーバ、ブレード シャーシ、ラック サーバ テクノロジーと、フォーム ファクタにとらわれない Cisco UCS Manager ソフトウェアの革新を継続することでこの構想を実現します。 Cisco UCS C220 M3 は、ラック サーバの製品ファミリである Cisco C シリーズ ラック サーバの 1 つです。Cisco UCS C シリーズ サーバは、ユニファイド コンピューティングの革新技術を業界標準のフォーム ファクタに結集したもので、総所有コスト(TCO)を削減し、ビジネスの俊敏性を向上させます。Cisco C シリーズ サーバは、スタンドアロン環境でも、Cisco UCS の一部としても使用できるように設計された作業負荷の高い処理を支援するシスコのテクノロジーを採用しています。Cisco UCS C シリーズは、オープンな技術標準化を進めているユニファイド ネットワーク ファブリック、Cisco Data Center VM-FEX 仮想化サポート、および Cisco UCS Manager ソフトウェア、シスコ ファブリック エクステンダおよびファブリック インターコネクト アーキテクチャを利用するものです。シスコはこれらすべてのテクノロジーの革新を続けています。Cisco UCS のアーキテクチャの利点、ソフトウェアの進化、継続的な技術革新、優れたブレード サーバとシャーシ設計を取り入れた Cisco UCS は真に統合された初のデータセンター プラットフォームです。さらに、Cisco UCS はポリシーベースの自動化と、一般的なシステム管理とオーケストレーション ツールの密接な統合により、IT 部門に変革をもたらします。 汎用的なラック筐体でシスコ独自の利点を提供シスコは、Cisco UCS C220 M3 サーバによって製品ポートフォリオを拡大し、ラック サーバを選択するお客様のニーズに応えます。シスコやシスコのデータセンター パートナーから入手できる Cisco UCS C220 M3 は、表 1 に示す機能でラック サーバ市場をリードしています。 表 1 機能とメリット
製品仕様表 2 に Cisco UCS C220 M3 サーバの仕様を示します。 表 2 製品仕様
適合規格表 3 は適合標準規格の情報です。 表 3 適合規格:安全性および EMC
構成情報部品番号の全リストについては、UCS 構成ガイドを参照ください。 シスコ ユニファイド コンピューティング サービスシスコは、業界をリードするパートナー企業とともに、データセンターのリソースを一元的に扱うことで、Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバ ソリューションの導入・移行を支援するサービスを提供します。シスコ ユニファイド コンピューティング サービスを利用することにより、サーバの配置や、ビジネス ニーズに応じた運用の最適化、シスコのユニファイド コンピューティング アーキテクチャへの移行を加速することができます。 UCS の安定した保守運用サービスはこちら。 データセンター ネットワーキング サービス メニューはこちら。 関連情報http://www.cisco.com/jp/go/ucs/ を参照してください。 |
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