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今日のアプリケーションは、エンタープライズ データ センター、プライベートおよびパブリック クラウドから、キャンパス、ブランチ、エッジ ロケーションに至るまで、複雑なマルチドメインの世界全体にわたって存在します。AMD EPYC プロセッサを搭載した Cisco HyperFlex™ システムにより、導入と運用を簡単に最新のものにし、簡素化できます。Cisco HyperFlex System は、Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS®)テクノロジーを使用して設計され、Cisco Intersight™ クラウド運用プラットフォームを介して管理されるもので、変化するビジネスニーズに迅速に適応できる柔軟性の高いスケールアウト インフラストラクチャを提供します。
Cisco HyperFlex HX245c M6 ノードは、ハイブリッド スモールフォームファクタ(SFF)およびラージフォームファクタ(LFF)またはオールフラッシュメモリのストレージ構成およびクラウドベースの管理との組み合わせにより、統合リソースプールを備えた事前統合型クラスタとして展開でき、迅速にプロビジョニング、適合、拡張、管理を行って、アプリケーションとビジネスを効果的にパワーアップすることが可能です(図 1)。AMD EPYC™ プロセッサをベースにしたこれらのシステムには、ノードあたり最大 128 コア、ノードあたり最大 4 TB のメモリを備えた
世界記録を樹立したプロセッサが搭載されています。
Cisco HyperFlex システム製品ファミリ
Cisco HyperFlex HX245 M6 ノードファミリ
Cisco HyperFlex HX245c M6 ノードファミリは、大規模なディスクキャパシティ(最大でドライブ 28 台)を、ストレージ集約型アプリケーションに最適な 2 ソケット、2 RU パッケージで実現できます。物理的には、システムは 3 台以上の Cisco HyperFlex HX245c M6 ノードまたは Cisco HyperFlex HX245c M6 オールフラッシュノードのクラスタとして提供されます。ノードは、Cisco UCS 6300 または 6400 シリーズ ファブリック インターコネクトのペアによって単一のシステムに統合され、ワークロードに必要なパフォーマンスとストレージ キャパシティを提供するクラスタを作成します。クラスタ内のすべてのノードは、AMD EPYC CPU を使用します。
ハイブリッドクラスタを構築するには、HX245 M6 ノードファミリを、多岐にわたる Cisco UCS B シリーズ ブレードサーバーおよびC シリーズ ラックサーバーと組み合わせて導入します。AMD EPYC プロセッサを組み込んだこれらの Cisco HyperFlex HX シリーズノードは、優れた選択肢を提供しています。クラウドベースの管理により、ワークロードの増加に応じてクラスタを拡張することが容易で、ユーザーやアプリケーションが求める高いパフォーマンスと帯域幅、および低遅延を実現できます。
表 1. Cisco HyperFlex HX245c M6 および Cisco HyperFlex HX245c M6 オール NVMe ノードの機能と利点の概要
機能 |
利点 |
|
シャーシ |
● 2
ラックユニット(2RU
)シャーシ
|
|
メモリ |
● 32 DIMM
スロット(CPU
ソケットあたり 16 DIMM
)、3200 MHZ DDR4
で最大 4TB
の容量を実現
|
|
AMD EPYC プロセッサ |
●
第 3
世代 AMD EPYC CPU 1
個または 2
個
|
|
ネットワーク |
●
既存のエッジ
ロケーションへの展開が容易
●
既存の top-of-rack
(ToR;
トップオブラック)1
ギガビット
イーサネットまたは
10/25
ギガビット
イーサネット
スイッチング
ネットワークを使用したクラスタ通信
●
シングルおよびデュアルスイッチ構成のサポート
|
|
拡張 |
C245 M6 SFFサーバには次のものがあります。
●
最大 24
台の前面 SFF SAS/SATA HDD
または SSD
(オプションで最大 4
台のドライブを NVMe
にすることができます)。
● I/O
中心型オプションは、3
つの背面ライザーを使用して最大 8
個の PCIe
スロットを提供します。
●
ストレージ中心のオプションでは、合計 4
つの NVMe SFF
ドライブと3
つの PCIe
スロットを備えた 3
つの背面ライザーが提供されます。
サーバーには次の内部スロットがあります。
● SAS/SATA
ドライブを制御するための 2
つの Cisco 12G SAS HBA
HX245c M6 ノードには、単一の 1 GE 管理ポートがあります。モジュール型 LAN on Motherboard スロットは、OCP 3.0 スロットに拡張でき、最大 2 つの 100-GEポートを提供します。シャーシ前面のコネクタは KVM 機能を提供します。 |
|
クラウドベースの管理 |
Cisco Intersight は、オンプレミスのデータセンター、エッジサイト、およびパブリッククラウド全体の運用を簡素化します。
●
アプリケーションとインフラストラクチャをつなぐ Software-as-a-Service
プラットフォームを使用する
●
展開場所に関係なく、クラスタへの即時アクセスを実現
●
ベアメタルサーバ、ハイパーバイザ、
Kubernetes
、サーバレスおよびアプリケーションコンポーネント間の可視性と管理を関連付けます。
●
必要な規模と速度に到達するための人工知能による運用の変革
●
ライフサイクルワークフローを自動化することで、コラボレーションとスマートで迅速な作業を実現
●
サードパーティのプラットフォームやツールとネイティブに統合する拡張可能なオープン機能により、コンプライアンスとガバナンスをサポート
●
容量の拡張が必要な時期を決定する推奨エンジンで、差し迫った問題にプロアクティブに対応
|
その他の管理機能には次のようなものがあります。
●
オプションの自動設定用インストール
ウィザード
● VMware vSphere
プラグインのサポート
● Cisco HyperFlex Connect
インターフェイスを介した、HTML 5
プレゼンテーション層でのサポート。デスクトップ
コンピュータ、ラップトップ
コンピュータ、モバイル
デバイスからアクセス可能
|
ストレージ |
●
最大 24
台の前面 SFF SAS/SATA HDD
または SSD
(オプションで最大4
台のドライブを NVMe
にすることができます)。
● I/O
中心型オプションは、3
つの背面ライザーを使用して最大 8
個の PCIe
スロットを提供します。
●
ストレージ中心のオプションでは、合計 4
つの NVMe SFF
ドライブと3
つの PCIe
スロットを備えた 3
つの背面ライザーが提供されます。
|
|
エンタープライズ |
●
ポインタベースの高速なスナップショット機能
●
iSCSI LUN
のネイティブ
スナップショット(スナップショット操作用のコンシステンシ
グループ、即時スナップショット作成、スナップショット作成およびサードパーティ
バックアップ用の
RESTful API
を含む)
●
電子医療記録およびデータベース用の MEDITECH-BridgeHead
とのスナップショット統合
●
ほぼ瞬時のクローニング
●
常時アクティブなインラインの重複排除と圧縮
●
ディザスタリカバリ用ネイティブレプリケーション
●
ファブリック
インターコネクトと 4
つ以上のノードを備えたデータ
センター
クラスタの N
:1
レプリケーションと、ローカルおよびリモートのポイントインタイム
コピー用の柔軟な保持ポリシー
●
自己暗号化ドライブおよびエンタープライズキー管理統合を使用した休眠データの暗号化
|
|
セキュリティ |
●
ディスクドライブへの不正アクセスを防止するために、オプションでロック付きベゼルを選択可能
|
|
ソフトウェア |
● Cisco HyperFlex HX
データ
プラットフォーム
ソフトウェア(ソフトウェア
サブスクリプション、データ
センター
ライセンス)
|
表 2. Cisco HyperFlex HX245c M6 ノードおよび Cisco HyperFlex HX245c オールフラッシュノードの共通仕様
機能/特徴 |
説明 |
シャーシ |
2 ラックユニット(2RU)シャーシ |
CPU |
第 3 世代 AMD EPYC CPU 1 個または 2 個 |
メモリ |
● 32 DIMM
スロット(CPU
ソケットあたり 16 DIMM
)、3200 MHZ DDR4
で最大 4TB
の容量を実現
|
マルチビット エラー保護 |
このサーバはマルチビット エラー保護をサポートします。 |
ビデオ |
Cisco 統合管理コントローラ(Cisco IMC)は、Matrox G200e ビデオ/グラフィックスコントローラを使用してビデオを提供します。
●
ハードウェア
アクセラレーションを備えた内蔵 2D
グラフィックスコアです。
●
組み込み DDR4
メモリ
インターフェイスは最大 512 MB
のアドレス可能メモリをサポートします(デフォルトで 8 MB
がビデオ
メモリに割り当てられます)
●
ディスプレイ解像度
最大 1920 x 1200 16 bpp @ 60 Hz
をサポート
●
高速な内蔵 24
ビット RAMDAC
●
第 1
世代の速度で動作するシングルレーン PCI-Express
ホスト
インターフェイス
|
電源サブシステム |
以下のホットスワップ可能な電源ユニットから最大 2 つ選択できます。
● 1050 W
(AC
)
● 1050 W
(DC
)
● 1600 W
(AC
)
● 2300 W
(AC
)
最低 1 台の電源ユニットが必須です。さらに 1 台を追加して 1 + 1 の冗長性を確保できます。 |
前面パネル |
前面パネル コントローラはステータス インジケータおよびコントロール ボタンを装備しています。 |
ACPI |
このサーバーは、Advanced Configuration and Power Interface(ACPI)4.0 規格をサポートしています。 |
ファン |
ホットスワップ可能なファン(前面から背面への冷却用エアーフロー)X 6 |
InfiniBand |
InfiniBand アーキテクチャは PCIe スロットで使用可。 |
拡張スロット |
●
ライザー 1A
(3 PCIe
スロット)
●
ライザー 1B
(ドライブ
ベイ X 2
)
●
ライザー 2A
(3 PCIe
スロット)
●
ライザー 3A
(2 PCIe
スロット)
●
ライザー 3B
(2
つのドライブ
ベイ)
●
ライザー 3C
(1 PCIe
スロット)
|
インターフェイス |
背面パネル:
●
1GBASE-T RJ-45
管理ポート
x 1
●
RS-232
シリアル
ポート
(
RJ45
コネクタ
)
x 1
● DB15 VGA
コネクタ × 1
● USB 3.0
ポートコネクタ x 2
●
各種のインターフェイスカードを搭載できる柔軟性の高いモジュール型LAN on Motherboard
(mLOM
)/OCP 3.0
スロット x 1
前面パネル:
● KVM
コンソールコネクタ x 1
(USB 2.0
コネクタ x 2
、VGA DB15
ビデオコネクタ x 1
、シリアルポート(RS232
)RJ45
コネクタ x 1
を装備)
●
最大 24
台の前面 SFF SAS/SATA
ハードドライブ(HDD
)または SAS/SATA
ソリッドステートドライブ(SSD
)を搭載できます。
●
オプションで、最大 4
つの前面 SFF NVMe PCIe SSD
。これらのドライブは前面ドライブベイ
1
、2
、3
、および 4
のみに配置する必要があり、CPU 2
に接続されます。残りのベイ (5
~ 24)
には SAS/SATA SSD
または HDD
を装着できます。
●
オプションで、最大 4
台の SFF
背面 NVMe
ドライブ。
|
内部ストレージ デバイス |
他のストレージ
●
マザーボード上のミニストレージ
モジュール
コネクタは、
2
つの
SATA M.2 SSD
を保持するブート用に最適化された
RAID
コントローラ
キャリアをサポートします。容量の異なる
SATA M.2 SSD
の同時使用はサポートされません。
◦ HX245c Edge M6 オールフラッシュノード (HXAF245C-M6SX) ◦ データドライブ:SATA SSD x 3 ~ 26 ◦ キャッシュドライブ:NVMe/SAS SSD x 1 ◦ ロギングドライブ:SATA SSD x 1 ◦ HX245c Edge M6(ハイブリッド)ノード(HX245C-M6SX) ◦ データドライブ:SAS HDD x 3 ~ 26 ◦ キャッシュドライブ:SAS SSD x 1 ◦ ロギングドライブ:SATA SSD x 1 |
統合管理コントローラ |
Cisco 統合管理コントローラ(Cisco IMC)ファームウェアを実行するベースボード管理コントローラ(BMC)。 ご使用の設定に応じて、1GE 専用管理ポート、または Cisco 仮想インターフェイスカード(VIC)を介してコントローラにアクセスできます。 Cisco IMC はサーバー内の特定のコンポーネント(Cisco 12G SAS HBA など)を管理します。 |
ストレージコントローラ |
1 つの Cisco M6 12G SAS RAID コントローラまたは最大 2 つの Cisco 12G SAS HBA を専用スロットに接続します。 Cisco 12 G SAS HBA:
● RAID
はサポートされません
● JBOD/
パススルーモードのサポート
●
最大 16
台の SAS/SATA
内蔵ドライブをサポートします。
●
専用スロットに装着します
|
モジュール型 LAN on Motherboard(mLOM)/Open Compute Project(OCP)3.0 スロット |
マザーボードの mLOM/OCP 3.0 専用スロットには、次のカードを柔軟に装着できます。
● Cisco
仮想インターフェイスカード(VIC
)
● OCP 3.0
ネットワーク
インターフェイス
カード(UCSC-O-ID10GC
)
|
Cisco Intersight |
Cisco Intersight は、サーバー管理機能を提供します。 |
Cisco 統合管理コントローラ |
リリース 4.2(1) 以降が必要 |
動作温度 |
最低 10°C ~ 35°C(50°F ~ 95°F)、直射日光なし。(A10、A100、または背面 HDD が取り付けられている場合、35°C(95°F)の制限は 30°C(86°F)に変わります)。 最大許容動作温度低下 950 m(3117 フィート)以上で 1°C/300 m(1°F/547 フィート) |
拡張動作温度 |
5 ~ 40°C(41 ~ 104°F)、直射日光なし 機能低下までの最大許容動作温度 950 m(3117 フィート)を越える場所で 1°C/175 m(1°F/319 フィート) 5 ~ 45°C(41 ~ 113°F)、直射日光なし 機能低下までの最大許容動作温度 950 m(3117 フィート)を越える場所で 1°C/125 m(1°F/228 フィート) 拡張動作温度の範囲で動作している場合、システム パフォーマンスに影響が出ることがあります。 40 °C 以上での動作は、年間動作時間の 1 % 未満に制限されます。 ハードウェア構成の制限が拡張動作温度範囲に適用されます。 |
保管温度 |
-40°C 以下または 65°C 以上(-40°F 以下または 149°F 以上) 最大変化率(動作時と非動作時) 20 °C/時(36 °F/時) |
動作時の相対湿度 |
8 ~ 90%、最大露点温度 24°C(75°F)、非凝縮環境 |
非動作時相対湿度 |
5 ~ 95%、最大露点温度 33°C(91°F)、非凝縮環境 |
動作時の高度 |
0 m ~ 3050 m(10,000 フィート) |
非動作高度 |
0 m 以下または 12,000 m(39,370 フィート)以上 |
全部品番号の一覧については、オールラッシュ、およびハイブリッドサーバーノードおよび Cisco HyperFlex HX245c M6 LFF Server Node 仕様シートを参照してください。
Cisco ユニファイド コンピューティング サービス
シスコは、業界トップクラスのパートナー企業とともに、Cisco HyperFlex システムへの移行を支援するサービスを提供しています。シスコ ユニファイド コンピューティング サービス™は、俊敏性に優れたインフラストラクチャの構築、価値実現までの時間の短縮、導入および移行時の可用性の維持をサポートします。システム展開後は、ビジネスニーズの変化に応じてパフォーマンス、可用性、および復元力を向上でき、さらなるリスクを軽減します。
シスコ製品、ソリューション、運用および拡張運用またはサプライチェーンに対する環境持続可用性ポリシーと取り組みに関する情報は、シスコの企業の社会的責任(CSR)レポートの「環境持続可用性」項を参照してください。
次の表に、環境の持続可能性に関する主要なトピック(CSR レポートの「環境の持続性」セクションに記載)への参照リンクを示します。
シスコでは、パッケージデータを情報共有目的でのみ提供しています。これらの情報は最新の法規制を反映していない可能性があります。シスコは、情報が完全、正確、または最新のものであることを表明、保証、または確約しません。これらの情報は予告なしに変更されることがあります。
目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション
Cisco Capital は、お客様が目標の達成、ビジネス変革の実現、競争力の維持に合ったテクノロジーを導入できるよう支援します。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。シスコの柔軟な支払いソリューションは 100 か国以上で利用可能であり、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、およびサードパーティ製の補完的な機器を、利用しやすい計画的な支払方法で購入できます。詳細はこちらをご覧ください。
購入オプションの詳しい情報やシスコのセールス担当者への問い合わせをご希望の場合は、www.cisco.com/c/en/us/buy.html をご覧ください。
Cisco HyperFlex システムの詳細については、https://www.cisco.com/jp/go/hyperflex をご覧ください。
新規トピックまたは改訂されたトピック |
説明箇所 |
日付 |
初回リリース |
スペック シート |
2022 年 3 月 |
AMD EPYC プロセッサを搭載した Cisco HyperFlex System