この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
今日のアプリケーションは、エンタープライズ データ センター、プライベートおよびパブリック クラウドから、キャンパス、ブランチ、エッジ ロケーションに至るまで、複雑なマルチドメインの世界全体にわたって存在します。AMD EPYCTM プロセッサを搭載した Cisco HyperFlex™ システムにより、導入と運用を簡単に最新のものにし、簡素化できます。Cisco HyperFlex System は、Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS®)テクノロジーを使用して設計され、Cisco Intersight™ クラウド運用プラットフォームを介して管理されるもので、変化するビジネス ニーズに迅速に適応できる柔軟性の高いスケールアウト インフラストラクチャを提供します。
ハイブリッドとオールフラッシュメモリのストレージ構成、およびクラウドベース管理が可能な Cisco HyperFlex System は、統合リソースプールを備えた統合済みクラスタとして展開でき、迅速な変更、適合、拡張、および管理によって、アプリケーションやビジネスの効率的な運用を実現します(図 1)。AMD EPYC™ プロセッサをベースにしたこれらのシステムには、ノードあたり最大 128 コア、ノードあたり最大 4 TB のメモリを備えた世界記録を樹立したプロセッサが搭載されています。
Cisco HyperFlex システム製品ファミリ
Cisco HyperFlex HX225c M6 ノードファミリ
Cisco HyperFlex HX225c M6 ノードファミリは、小フットプリントで、ミッションクリティカルな用途に対応できる高い性能を実現します。物理的には、システムは 3 台以上の Cisco HyperFlex HX225c M6 ノード(ハイブリッド)または HX225c オールフラッシュノードのクラスタとして提供されます。これらは、Cisco UCS 6300 または 6400 シリーズ ファブリック インターコネクトのペアによって単一のシステムに統合され、汎用展開(HX225c M6 ノードによる)およびミッションクリティカルな高性能環境(HX225c M6 オールフラッシュノードによる)をサポートするクラスタを構成します。
AMD EPYC プロセッサと次世代の DDR4 メモリを組み込んだこれらの Cisco HyperFlex HX シリーズノードは、優れた選択肢を提供しています。クラウドベースの管理により、1 ラックユニット(1RU)のフォームファクタで、より多くのワークロードをサポートしています。必要になれば、パフォーマンス、効率性、および適応性を実現するために、クラスタを容易に拡張できます。
AMD EPYC CPU を搭載した Cisco HyperFlex HX225c M6 オール フラッシュ ノードおよびハイブリッド ノードは、クラウドコンピューティング、仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)、データベース(Microfoft SQL Server、Oracle、SAP など)、サーバー仮想化といった、広範なエンタープライズ ワークロードに最適です。HX225c M6 ノードおよび HX245c M6 ノードに基づく Cisco HyperFlex Edge 構成は、リモートオフィスやブランチオフィス(ROBO)といった場所をサポートするために使用できます。
表 1 Cisco HyperFlex HX225c M6 および Cisco HyperFlex HX225c M6 オールフラッシュノードの機能と利点の概要
機能 |
利点 |
メモリ |
● 32 DIMM
スロット(CPU
ソケットあたり 16 DIMM
)、3200 MHZ DDR4
で最大 4TB
の容量を実現
|
AMD EPYC プロセッサ |
●
第 3
世代 AMD EPYC CPU 1
個または 2
個
|
ネットワーク |
●
既存のエッジ ロケーションへの展開が容易
●
既存のラックトップ型 1
ギガビット イーサネットまたは 10/25
ギガビット イーサネット スイッチング ネットワークを使用したクラスタ通信
●
シングルおよびデュアルスイッチ構成のサポート
|
拡張 |
背面 PCIe ライザー
● 1
〜 3
個のハーフハイト PCIe
ライザー、または
● 1
〜 2
個のフルハイト PCIe
ライザー
サーバには、次のいずれかの内部スロットがあります。
● SAS/SATA
ドライブを制御する Cisco 12G SAS
パススルー HBA
● NVMe
ドライブは CPU
から直接制御されます。
● HX225c M6
ノードには、単一の 1 GE
管理ポートがあります。モジュール型 LAN On Motherboard
(mLOM
)または Open Compute Project
(OCP
)3.0
モジュールは、最大 2
つの 100 GE
ポートを提供します。シャーシ前面のコネクタは KVM
機能を提供します。
|
仮想化への最適化 |
● Cisco UCS C225 M6
サーバーは、スタンドアロンまたは Cisco Unified Computing System
の一部のいずれかとして使用できます。Cisco Unified Computing System
は、コンピューティング、ネットワーキング、管理、仮想化、およびストレージアクセスが統合されたアーキテクチャであり、ベアメタル環境と仮想化環境両方におけるエンドツーエンドのサーバーの可視化、管理、制御を可能にします。
|
クラウドベースの管理 |
Cisco Intersight は、オンプレミスのデータセンター、エッジサイト、およびパブリッククラウド全体の運用を簡素化します。
●
アプリケーションとインフラストラクチャをつなぐ Software-as-a-Service
プラットフォームを使用する
●
展開場所に関係なく、クラスタへの即時アクセスを実現
●
ベアメタルサーバ、ハイパーバイザ、Kubernetes
、サーバレスおよびアプリケーションコンポーネント間の可視性と管理を関連付けます。
●
必要な規模と速度に到達するための人工知能による運用の変革
●
ライフサイクルワークフローを自動化することで、コラボレーションとスマートで迅速な作業を実現
●
サードパーティのプラットフォームやツールとネイティブに統合する拡張可能なオープン機能により、コンプライアンスとガバナンスをサポート
●
容量の拡張が必要な時期を決定する推奨エンジンで、差し迫った問題にプロアクティブに対応
|
ストレージ |
●
最大 10
台の SAS/SATA/NVMe
ドライブ(最大 4
台のドライブを NVMe
にできます)
|
エンタープライズデータ保護 |
●
ポインタベースの高速なスナップショット機能
● iSCSI LUN
のネイティブ スナップショット(スナップショット操作用のコンシステンシ グループ、即時スナップショット作成、スナップショット作成およびサードパーティ バックアップ用の RESTful API
を含む)
●
電子医療記録およびデータベース用の MEDITECH BridgeHead
とのスナップショット統合
●
ほぼ瞬時のクローニング
●
常時アクティブなインラインの重複排除と圧縮
●
ディザスタリカバリ用ネイティブレプリケーション
●
ファブリック インターコネクトと 4
つ以上のノードを備えたデータ センター クラスタの N
:1
レプリケーションと、ローカルおよびリモートのポイントインタイム コピー用の柔軟な保持ポリシー
●
自己暗号化ドライブおよびエンタープライズキー管理統合を使用した休眠データの暗号化
|
セキュリティ |
●
ディスクドライブへの不正アクセスを防止するために、オプションでロック付きベゼルを選択可能
|
ソフトウェア |
● Cisco HyperFlex HX
データ プラットフォーム ソフトウェア(ソフトウェア サブスクリプション、エッジ ライセンス)
|
表 2 Cisco HyperFlex HX225c M6 ノードおよび Cisco HyperFlex HX225c M6 オールフラッシュノードの共通仕様
機能/特徴 |
説明 |
シャーシ |
1 ラックユニット(1RU)シャーシ |
CPU |
第 3 世代 AMD EPYC CPU 1 個または 2 個 |
メモリ |
32 DIMM スロット(CPU ソケットあたり 16 DIMM)、3200 MHZ DDR4 で最大 4TB の容量を実現 |
マルチビット エラー保護 |
このサーバはマルチビット エラー保護をサポートします。 |
ビデオ |
Cisco 統合管理コントローラ(Cisco IMC)は、Matrox G200e ビデオ/グラフィックスコントローラを使用してビデオを提供します。
●
ハードウェア アクセラレーションを備えた内蔵 2D
グラフィックスコアです。
●
組み込み DDR
メモリインターフェイスは最大 512 MB
のアドレス可能メモリをサポートします(デフォルトで 8 MB
がビデオメモリに割り当てられます)。
●
ディスプレイ解像度 最大 1920 x 1200 16 bpp @ 60 Hz
をサポート
●
高速な内蔵 24
ビット RAMDAC
●
第 1
世代の速度で動作するシングルレーン PCI-Express
ホスト インターフェイス
|
電源サブシステム |
以下のホットスワップ可能な電源ユニットから最大 2 つ選択できます。
● 1050 W
(AC
)
● 1050 W
(DC
)
● 1600 W
(AC
)
● 2300 W
(AC
)
最低 1 台の電源ユニットが必須です。さらに 1 台を追加して 1 + 1 の冗長性を確保できます。 |
前面パネル |
前面パネル コントローラはステータス インジケータおよびコントロール ボタンを装備しています。 |
ACPI |
このサーバーは、Advanced Configuration and Power Interface(ACPI)4.0 規格をサポートしています。 |
ファン |
ホットスワップ可能なファン(前面から背面への冷却用エアーフロー)X 8 |
InfiniBand |
InfiniBand アーキテクチャは PCIe スロットで使用可。 |
拡張スロット |
ハーフハイト スロット X 3
●
ライザ 1
(CPU 1
で制御):
◦ x16 PCIe 第 4 世代スロット x 1、(Cisco VIC)、ハーフハイト、3/4 レングス
●
ライザー 2
(CPU 1
で制御):
◦ x8 PCIe 第 4 世代スロット x 1、ハーフハイト、3/4 レングス
●
ライザー 3
(CPU 1
で制御):
◦ x16 PCIe 第 4 世代スロット x 1、(Cisco VIC)、ハーフハイト、3/4 レングス または フルハイト ライザー スロット X 2
●
ライザ 1
(CPU 1
で制御):
◦ x16 PCIe 第 4 世代スロット x 1、(Cisco VIC)、フルハイト、3/4 レングス
●
ライザー 2
(CPU 1
で制御):
◦ x16 PCIe 第 4 世代スロット x 1、(Cisco VIC)、フルハイト、3/4 レングス |
インターフェイス |
背面パネル:
● 1GBASE-T RJ-45
管理ポート x 1
● RS-232
シリアル ポート(RJ45
コネクタ)x 1
● DB15 VGA
コネクタ × 1
● USB 3.0
ポートコネクタ x 2
●
各種のインターフェイスカードを搭載できる柔軟性の高いモジュール型 LAN on Motherboard
(mLOM
)/OCP 3.0
スロット x 1
前面パネル:
● KVM
コンソールコネクタ x 1
(USB 2.0
コネクタ x 2
、VGA DB15
ビデオコネクタ x 1
、シリアルポート(RS232
)RJ45
コネクタ x 1
を装備)
|
内部ストレージ デバイス |
ドライブ ストレージ: ドライブは、SAS/SATA または NVMe ドライブ用のホットスワップ可能なアクセス機能を提供する前面パネルのドライブ ベイに取り付けます。このサーバーでは 2 つの異なるバージョンを構成可能です。
● HX225c M6
オールフラッシュノード (HXAF225C-M6S)
◦ データドライブ: 6 SATA SSD ◦ キャッシュドライブ:NVMe/SAS SSD x 1 ◦ ロギングドライブ:SATA SSD x 1
● HX225c M6
(ハイブリッド)ノード(HX225C-M6S
)
◦ データドライブ:SAS HDD x 6 ◦ キャッシュドライブ:SATA SSD/SAS SSD x 1 ◦ ロギングドライブ:SATA SSD x 1 |
統合管理コントローラ |
Cisco 統合管理コントローラ(Cisco IMC)ファームウェアを実行するベースボード管理コントローラ(BMC)。 ご使用の設定に応じて、1GE 専用管理ポート、または Cisco 仮想インターフェイスカード(VIC)を介してコントローラにアクセスできます。 Cisco IMC はサーバー内の特定のコンポーネント(Cisco 12G SAS HBA など)を管理します。 |
ストレージコントローラ |
1 つの Cisco M6 12G SAS RAID コントローラまたは最大 2 つの Cisco 12G SAS HBA を専用スロットに接続します。 Cisco 12 G SAS HBA:
● RAID
はサポートされません
● JBOD/
パススルー モードのサポート
●
最大 16
台の SAS/SATA
内蔵ドライブをサポートします。
●
専用スロットに装着します
|
モジュール型 LAN on Motherboard(mLOM)/Open Compute Project(OCP)3.0 スロット |
マザーボードの mLOM/OCP 3.0 専用スロットには、次のカードを柔軟に装着できます。
●
シスコの仮想インターフェイス カード(VIC
)
● OCP 3.0
ネットワーク インターフェイス カード(UCSC-O-ID10GC
)
|
Cisco Intersight |
Cisco Intersight は、サーバー管理機能を提供します。 注:Cisco UCS Manager(UCSM)のサポートは、このサーバーでは利用できません。 |
Cisco 統合管理コントローラ |
リリース 4.2(1) 以降が必要 |
動作温度 |
最低 10°C ~ 35°C(50°F ~ 95°F)、直射日光なし。(A10、A100、または背面 HDD が取り付けられている場合、35°C(95°F)の制限は 30°C(86°F)に変わります)。 機能低下までの最大許容動作温度 1°C/300 m(1°F/547 フィート)、950 m(3117 フィート)超 |
拡張動作温度 |
5 ~ 40°C(41 ~ 104°F)、直射日光なし 950 m(3117 フィート)以上での、許容動作温度の最大低下率:1°C/175 m(1°F/319 フィート)、 5 ~ 45°C(41 ~ 113°F)、直射日光なし 950 m(3117 フィート)以上での、許容動作温度の最大低下率:1°C/125 m(1°F/228 フィート) 拡張動作温度の範囲で動作している場合、システム パフォーマンスに影響が出ることがあります。 40 °C 以上での動作は、年間動作時間の 1 % 未満に制限されます。 ハードウェア構成の制限が拡張動作温度範囲に適用されます。 |
非動作時温度 |
-40°C 以下または 65°C 以上(-40°F 以下または 149°F 以上) 最大温度変化速度(動作時と非動作時) 20°C/時(36°F/時) |
動作時の相対湿度 |
8 ~ 90%、最大露点温度 24°C(75°F)、非凝縮環境 |
非動作時の相対湿度 |
5 ~ 95%、最大露点温度 33°C(91°F)、非凝縮環境 |
動作時の高度 |
0 m ~ 3050 m(10,000 フィート) |
非動作時高度 |
0 m 以下または 12,000 m(39,370 フィート)以上 |
ソフトウェア |
Cisco HyperFlex HX データ プラットフォーム ソフトウェア(ソフトウェア サブスクリプション、エッジ ライセンス) |
全部品番号の一覧については、Cisco HyperFlex HX225 M6 Edge オールフラッシュおよびハイブリッドサーバーノードの仕様シートを参照してください。
シスコは、業界トップクラスのパートナー企業とともに、Cisco HyperFlex システムへの移行を支援するサービスを提供しています。シスコ ユニファイド コンピューティング サービスは、アジャイルなインフラストラクチャの構築、価値創出までの時間の短縮、コストの削減とリスクの緩和、展開・移行期間中の可用性の維持に役立ちます。システム展開後は、ビジネスニーズの変化に応じてパフォーマンス、可用性、および復元力を向上でき、さらなるリスクを軽減します。
シスコの企業の社会的責任(CSR)レポートの「環境の持続性」セクションでは、製品、ソリューション、運用・拡張運用、サプライチェーンに対する、シスコの環境持続性ポリシーとイニシアチブを掲載しています。
次の表に、環境の持続可能性に関する主要なトピック(CSR レポートの「環境の持続性」セクションに記載)への参照リンクを示します。
シスコでは、パッケージデータを情報共有目的でのみ提供しています。これらの情報は最新の法規制を反映していない可能性があります。シスコは、情報が完全、正確、または最新のものであることを表明、保証、または確約しません。これらの情報は予告なしに変更されることがあります。
目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション
Cisco Capital により、目標を達成するための適切なテクノロジーを簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。シスコの柔軟な支払いソリューションは 100 か国以上で利用可能であり、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、およびサードパーティ製の補完的な機器を、利用しやすい計画的な支払方法で購入できます。詳細はこちらをご覧ください。
購入オプションの詳しい情報やシスコのセールス担当者への問い合わせをご希望の場合は、www.cisco.com/c/en/us/buy.html をご覧ください。
Cisco HyperFlex システムの詳細については、https://www.cisco.com/jp/go/hyperflex をご覧ください。
新規トピックまたは改訂されたトピック |
説明箇所 |
日付 |
初回リリース |
スペック シート |
2022 年 3 月 |
AMD EPYC プロセッサを搭載した Cisco HyperFlex System