この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Application Services Engine は、統合アプリケーション ホスティング プラットフォームとして、Cisco Network Insights(Cisco Network Insights for Resources(NIR)、Cisco Network Insights Advisor(NIA))と Cisco Network Assurance Engine(NAE)などのシスコの強力な Day-2 運用アプリケーションをサポートします。
Cisco Application Services Engine は、複数のインサイトアプリケーションと運用アプリケーションをホストするように設計された単一のプラットフォームです。1 つのアプライアンスクラスタをプロビジョニングしてさまざまなアプリケーションを同時に実行できるようになったため、複数のアプライアンスクラスタを個別に管理する必要はありません。Cisco Network Insights などのマイクロサービスベースのアプリケーションによって、「ゼロタッチ」でのネットワーク自動化のメリットを得られるようになりました。クラスタは、強力なコンピューティング ハードウェアをベースとして、初めは 3 つのノードで構成されます。各ノードには、20 コア、9.6TB HDD、256G メモリ、1.6 TB NVME SSD が搭載されています。最初のクラスタにノードを追加すれば、アプリケーションニーズの拡大に対応できます。Cisco Application Services Engine には、トップレベルのアプリケーション パフォーマンスの他に、次のような利点があります。
統合プラットフォーム:1 つのアプライアンスクラスタで、Insights アプリケーションと Day-2 運用アプリケーションを実行できるようになりました。アプリケーションで処理能力とストレージがさらに必要になった場合は、クラスタにノードを追加することで対応できます。アプリケーションごとに個別のアプライアンスをプロビジョニングする必要はありません。
ネットワークの自動化:Cisco Application Services Engine では、アプリケーションが必要とするすべての認証、ネットワーク プロビジョニング、自動化(テレメトリパスの設定など)は、Cisco Application Services Engine 自体が行います。そのため、アプリケーションがクラスタ内のどこで実行されているかを心配する必要はありません。
最新のマイクロ サービス アーキテクチャ:アプリケーションは、Elasticsearch や Kafka などの再利用可能なプラットフォームサービスを活用できます。Cisco Application Services Engine は、これらのサービスを提供することでモジュラ型のメンテナンスを実現しています。Cisco Application Services Engine で稼働するアプリケーションのライフサイクル管理には、Kubernetes オーケストレーションが使用されます。
特長 |
利点 |
ネットワーク自動化 |
●
クラスタノードのタッチレスブートストラップ。
●
アプリケーションベースでノードをクラスタに簡単に追加可能。
● Cisco Application Services Engine
クラスタで実行されている Cisco Network Insights
アプリケーション向けのネットワークをゼロタッチで自動化。
|
スケールアウト型アーキテクチャ |
●
アプリケーションのニーズが拡大した場合は、クラスタにノードを追加するだけです。
●
クラスタアーキテクチャによって、アプリケーションの高可用性と復元力が確保されます。
|
マイクロサービス アーキテクチャ |
●
セキュリティが強化された安全な Atomix
カーネル。
● Kafka
や Elasticsearch
などの再利用可能なプラットフォームサービス。
●
モノリシック
アプリケーション
スタック全体をアップグレードまたはメンテナンスするのではなく、スタックのモジュール単位でメンテナンス可能。
|
マルチファブリックのサポートによる柔軟な導入 |
●
単一の Cisco Application Services Engine
クラスタで、複数のファブリックにサービスを提供できるアプリケーションをホストできます。
●
ファブリック認識型またはファブリックを経由しない通信型のいずれかを選択できる柔軟な導入モデルにより、Cisco Application Services Engine
は、問題を分離して管理する必要があるアプリケーションや、インバンドテレメトリを必要とするアプリケーションをホストできます。
|
高性能ハードウェア |
●
各ノードは、クラスがホストしているアプリケーションに対して最大の拡張性と性能を確保する強力なハードウェアを備えています。
|
統合プラットフォーム |
●
単一のクラスタで、すべての Insights
アプリケーションと Assurance
アプリケーションをホストできます。今後、その他のアプリケーションもホストできるようになる予定です(Cisco ACI Multi-Site Orchestrator
(MSO
)や Cisco Network Assurance Engine
*
など)。
|
Cisco Application Services Engine でホストするアプリケーション
すべての Day-2 アプリケーションをホストする統合エンジン
強力なコンピューティング ハードウェアを各ノードに備えた Cisco Application Services Engine は、すべてのアプリケーションを実行する単一のプラットフォームとして機能するため、管理がシンプルになります。マイクロサービスベースのアーキテクチャスタックにより、アプリケーションには次の利点があります。
● セキュリティが強化された安全なカーネル:PSIRT と脆弱性は、1 つのプラットフォームに対して一度対応するだけです。モジュラ型アーキテクチャにより、コンポーネントごとにアップグレードできるため、アップグレードやパッチ適用によるサービスの中断が軽減されます。
● プラットフォームサービス:Insights アプリケーションや Assurance アプリケーションなどのアプリケーションは、Cisco Application Services Engine に含まれている Kafka と ElasticSearch サービスを利用できます。マイクロサービス型アーキテクチャでは、BYOLibrary モデルを利用して、将来的にプラットフォームサービスを再利用したり、拡張したりできます。
● 単一のリソースビューでは、標準化された Kubernetes インターフェイスを利用して、各アプリケーションおよび各アプリケーションが利用しているマイクロサービスや関連付けられたトポロジを検査したり、トレースしたりすることができます。
● スケールアウト型アーキテクチャにより、処理性能やデータに対するニーズが拡大するのに応じて、アプリケーションを中断せずに拡張できます。**
Cisco Application Services Engine には、プラットフォームに直接関係する要件はありません。ソフトウェアのサポート状況を次に示します。
|
Cisco ACI™ リリース 4.2(1a) |
Cisco ACI リリース 3.2.x |
Cisco Application Services Engine |
○ |
X** |
NIR(Cisco Application Services Engine でホスト) |
○ |
X** |
NIA(Cisco Application Services Engine でホスト) |
○ |
X** |
NAE Small++(Cisco Application Services Engine でホスト) |
X** |
X** |
MSO(Cisco Application Services Engine でホスト) |
X** |
X** |
Cisco Application Services Engine にライセンス要件はありません。Cisco Application Services Engine でホストされているアプリケーションには、それぞれライセンス要件があります。発注情報については、発注ガイドを参照してください。
ハードウェア仕様 |
Cisco Application Services Engine 仕様(クラスタノードごと) |
メモリ |
256G |
プロセッサ |
各 2 X 10 コア |
ハードディスク |
各 4 X 2.4TB = 合計 9.6TB |
SSD |
400G |
NVME |
1.6TB |
電源 |
1050W |
ソフトウェア |
Aci-se-dk9.1.1.iso |
クラスタ仕様 |
Cisco Application Services Engine |
最小 |
3 ノード |
最大 |
32 |
インストール要件
ソフトウェアサポート状況
Cisco Application services engine |
Cisco ACI リリース 4.2(1a) |
Cisco ACI リリース 3.2.x |
Cisco Data Center Network Manager(DCNM) |
Cisco Application Services Engine |
○ |
X** |
X** |
NIR(Cisco Application Services Engine でホスト) |
○ |
X** |
X** |
NIA(Cisco Application Services Engine でホスト) |
○ |
X** |
X** |
NAE(Cisco Application Services Engine でホスト) |
X** |
X** |
X** |
MSO(Cisco Application Services Engine でホスト) |
X** |
X** |
X** |
製品番号 |
製品説明 |
SE-CL-L3 |
Cisco Application Services Engine Performance クラスタ |
SE-NODE-G2= |
Cisco Application Services Engine Cluster ノード |
Cisco Application Services Engine ソフトウェア |
Cisco Application Services Engine クラスタには、90 日間限定の保証が付属しています。
シスコの企業の社会的責任(CSR)レポートの「環境の持続性」セクションでは、製品、ソリューション、運用・拡張運用、サプライチェーンに対する、シスコの環境持続性ポリシーとイニシアチブを掲載しています。
次の表に、環境の持続可能性に関する主要なトピック(CSR レポートの「環境の持続性」セクションに記載)への参照リンクを示します。
シスコでは、パッケージデータを情報共有目的でのみ提供しています。これらの情報は最新の法規制を反映していない可能性があります。シスコは、情報が完全、正確、または最新のものであることを表明、保証、または確約しません。これらの情報は予告なしに変更されることがあります。
目標の達成を支援する柔軟な支払いソリューション
Cisco Capital は、お客様が目標の達成、ビジネス変革の実現、競争力の維持に合ったテクノロジーを導入できるよう支援します。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長促進を支援します。100 カ国以上で利用できる Cisco Capital の柔軟な支払いソリューションにより、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、補完的なサードパーティ製機器を、お手軽で予測可能な支払い方法で取得できます。詳細はこちら